SGベース(軟弱地盤用沈下抑制板)

SGベース SGベース参考施工法

●SGベース工法●
これまで軟弱地盤を対象とした工事では、構造物に応じて、固化材を土と混合し固化させたり、 地盤中に杭を打込むことにより、上載荷重を支持する方法が採られることが多かった。 しかし、資源の有効利用、脱公害、省力化、工期の短縮などの社会的要求により、 材料の選定にあたってはこれまで大きな要因であったコストばかりでなく、 材料の軽量性、耐久性、公害の低減、プレハブ化による省力化などの 多面的な面から行われる場合が多くなってきている。 本製品は、このような社会的要求により開発、製品化されたものであります。

●SGベースの概要●
SGべ一スは、軟弱地盤において構造物等の不等沈下を抑える沈下抑制基礎板であり、 無公害でプレハブ化による省力化によって工期の短縮が謀れます。 本製品はコンクリートの骨材として、発泡ポリスチレン(Expanded Polystyrene) 一般には発泡スチロール(Expanded Poly−Strol)と呼称されているもののリサイクル材を 使用し、資源の有効活用にも貢献しております。


SGベース基礎工事例

●SGベースの特徴●
本製品の特徴を形状特性および材料特性と合わせて以下にとりまとめて示す。

1.形状特性
@支持力の向上・圧密沈下の抑制
基礎底面を楔形にすることで、上載荷重の応力分散効果が得られ、 支持力の向上や圧密沈下の抑制効果を発揮する。楔軸先端に突起部を設けることにより、 軸脚部周辺の地盤の側方変位を拘束し、圧密沈下を抑制する。

2.材料特性
ポリスチレンは、本来、無色透明の硬質樹脂であるが、 発泡スチロールは微細な独立空気泡構造の集合体であるため白色を呈しており、 透明な硬質樹脂というイメージは無くなっているが、 その化学特性はもとのポリスチレンのもつ物性によってほぼ規定される。
@軽量:圧密沈下の抑制
発泡スチロールの単位体積重量は土砂の約1/100であり、 従来の軽量骨材と比較しても超軽量材料である。 発泡スチロール骨材コンクリートと、更にその内部に発泡スチロールの塊を埋め込み、 単位体積重量が1.1(tf/m3)と自然地盤よりも軽く、沈下抑制に効果を発揮する。 また、取扱い易く施工性にも優れる。
A圧縮・せん断強度が大きい
発泡スチロール骨材コンクリートは、発泡スチロールの量が増すと密度は小さくなり、 圧縮強度は小さくなる。しかし、この軽量コンクリートは密度が小さいわりには強度が大きく、 せん断強度も比較的大きく変形能力が大きい特性を持っている。


(特許出願中)平成7年 特許願 第311648号

※カタログの請求、ご質問などは本社までご連絡下さい。

TOP 戻る